近 年、種々の原因により里山における野生動物の生息域が拡大し、鳥獣被害が生じています。
環境省調査によると、ニホンジカの分布域は2.5倍(1978年比)イノシシの分布域は1.7倍(1978年比)になっており、適切な鳥獣被害対策が求められています。
鳥獣対策の研究者による、対策がうまくいかない理由は、
①住民の間違った対策
②鳥獣が居る筈がという思い込み
③行政へほったらかし
という、ヒューマンエラーに起因するものだと指摘されました。
そこで、対策の技術的な学習だけでなく、地域住民に対する意識を改める学習が必要だと認識し、シリアスボードゲーム の開発に至りました。